誰でもが望んでいることは、相性のよい元気な犬に出会いたいということですが、ここでは子犬の行動から性格を考えてみましょう。


子犬どうしが遊んでいる時によく見られることですが、強い子犬と気弱な子犬がいつしかはっきりとしてきます。
一昔前の日本人はおなかを出してしまう犬を「負け犬」などと表現していました。しかし、この気弱な性格は優しさにもつながりますので、人間と生活する上では比較的人なつっこく、他の犬との争いをこのみませんので飼育しやすいともいえます。
反対にいつも上になって他の子犬を組み敷いているような強気の犬は、毅然とした飼育姿勢をもつようにしましょう。


おもちゃなど動くものに興味を持つような子犬は活発で、生活を共にするには楽しい犬です。しかし、行動力がありますから飼い主も活動的にしないと犬に負けてしまうかも知れません。


人が近づいてゆくと、少し後ずさりしたり、様子をうかがうような素振りをす
る子犬は、用心深く慎重な性格といえます。
写真2のように何でも喜ぶ犬も魅力がありますが、一旦考えてから近寄って来るような性格もなかなかよいものがあります。


物に興味を持ったり、犬どうしで遊んだりして、毛艶がよく子犬らしいコロコロした体型、目の周りや肛門周囲のただれなどがないような子犬は、心身共に健全であると判断できます。


物陰に隠れて出てこないような子犬の場合には、強引に焦ってはいけません。
隠れられるような場所(写真では椅子)は作らないようにし、サークルなど落ち着いて暮らせるスペースを部屋に設置してあげましょう。
おどかしたり、叱ったりせずに、人間は安全な生き物だということを教えてあげるような気持ちで、広い心で接してあげましょう。



(ワンポイント アドバイス)


どんなに性格がよく生まれても、巡り会った飼い主しだいで、虐待でも受けようものなら防衛本能が生まれて、変わるということを忘れないで下さい。
反対に、少々問題のあるような行動をする子犬でも、飼い主の犬を理解する心と愛情と接し方で変わるものです。